今回はチャッキーの身体についている「傷」について書きたいと思います。
毎度、毎度ひどい目に合い、焼かれたり刻まれたり溶けちゃったり(笑)
そんなチャッキーも「花嫁」「種」で傷が一つのトレードマーク化しましたね。
そんな「傷」を見て行きたいと思います。
右のチャッキーはアニマトロニックス用のチャッキーです。いわゆるロボットですね。チャッキーは撮影に合わせて何種類かのロボットと人形に分かれています。そこからさらにアップ用であったり、足の動き用だったり、とにかく種類が豊富です。操り人形のように手だけを動かすロボットもいるのですよ。
またアクターさんが演じる場合もあります。
アニマトロニックス用のロボットは上にシリコンの皮膚を被せて撮影をしている。という方がおりますが、実際は傷の箇所だけシリコンです。傷を貼り付けているだけなのです。
同様の物が右肩と右太ももの辺りにもあります。
このロボットタイプ以外には右の写真のようにウレタンで出来たボディーに張り合わせるタイプもあります。
劇中では勿論ですが、主にメディアの前に出るとき等に使用されるタイプの物です。
軽くて持ち運びが楽だからかな~??
さて、右の写真は私が所持しているseed of chuckyの胸の傷になります。表面はシリコンで出来ていて裏面はなんと、ストッキングが張られています。
これは接着の際、くっつきやすくする為かと思われます。
まだカットされておりませんので、チャッキーのボディーにつける際は枠をカットする必要があります。
状態も破れや穴開きも無く、非常に良い状態です。
アップで見てみると、傷の感じがとてもリアルで迫力があります。
塗装も良い感じですね。
今度はサイドショウから発売された等身大のチャッキー(今は廃盤)の身体の傷と見比べてみます。
サイドショウから出ているチャッキーもオリジナルから型を取って作られているので同じかと思いきや、少し違います。
まず、1番気になるのが縫い方が全然違います。サイドショウは全て平行に縫ってありますが、オリジナルの方はクロスに縫ってあったり、規則性がありません。このあたりも忠実に再現してほしかった・・です。
次に気になるのがオリジナルから型を取っているはずなのに傷の形が違う。という所です。
この問題はもしかすると傷のバリエーションもいくつかあるのかもしれません。製作側も普段は服に隠れているので、結構曖昧なのかな?でも映画だし・・統一しているよね??
どうなんだろう?
このあたりが個人的に気になりました。
次は右太ももの傷です。
こちらもまだカットされていない物で状態も非常に良いです。ボディー同様に身体に貼り付ける際は枠をカットしなければいけません。こちらも同様に裏側にストッキングがついております。
アップを見てみます。
破れ、穴開き等も見受けられません。
糸も切れていないです。
こちらも、太ももの傷の形はやはり違いますね。それと縫い目も違います。
せっかくオリジナルから型をおこして作っているのだから、何故に違う縫い目や形になるのかわかりません。
それとオリジナルの傷をサイドショウの太ももに重ねるとサイズが違います。
このあたりも少し気になります。
サイドショウから出ているチャッキーの太ももがスリムに見えるのは私だけでしょうか? 他のオリジナルのチャッキーの太ももはもう少し肉付きが良いのに・・・。
サイドショウが実際型を取ったといわれているチャッキーを見ていないのでこのあたりの事は謎ですが。
seedのメイキング映像にそれらしいチャッキーが一瞬写りますが、そのチャッキーという確信もありません。ただポーズ、顔の造形が同じように見える?からです。
この問題は永遠に謎なんだろうな・・
別のアングルから
やっぱり貧弱な足に見える。
色々と思うことはありますが、オリジナルとレプリカとはやはり似て非なるもの。ですね。また不定期ですがアップします。
お楽しみに~